抄録
校内研修についてA市の若手・中堅教員の実態調査を行った。その結果と先行研究を基に、1回30分で行える若手研修の枠組みをつくった。翌年、若手教師が発するテーマを若手研修の中心に置き、3月から10月の間にA校で16回、B校で7回の若手研修を実施した。若手研修の運営を通して、「短時間で継続的に実施でき、既存の校内研修と若手研修の関連を意識化させたり、若手教師のリフレクションを習慣化に導いたりすることができる学び合いの場」としての手軽な研修モデルを構築することができた。また、研究協力者の事後アンケート、面接等から、自尊感情・同僚性・資質能力が概ね向上したことが確認された。
本文言語 | 日本 |
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ページ(範囲) | 33-52 |
ページ数 | 20 |
ジャーナル | 富山大学教育学部紀要 = Memoirs of the School of Education University of Toyama |
巻 | 1 |
号 | 2 |
DOI | |
出版ステータス | 出版済み - 2023/03/24 |