抄録
富山市内におけるオストメイト対応トイレのトイレマップを作成し、オストメイト対応トイレの設置状況及び設備の内容について調査を行った。調査対象は、富山市内36施設、57カ所であった。調査の結果、多くが市街地に集中し、公共機関に設置されていることや、施設毎で設備に差を認め、設置が容易であるにも関わらず、装具交換に必要な設備が設置されていない現状が確認された。これらは、オストメイト対応トイレに関する基準が明確でないことや、社会においてストーマ保有者への認識や理解の希薄さによるものと考えられた。よって今後、ストーマ保有者に関する認識が高まり、必要な設備が整備されていくことが望まれる。
寄稿の翻訳タイトル | Survey of toilets for ostomates in Toyama City |
---|---|
本文言語 | 日本 |
ページ(範囲) | 21-27 |
ページ数 | 7 |
ジャーナル | 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 |
巻 | 32 |
号 | 2 |
DOI | |
出版ステータス | 出版済み - 2016 |