NAD前駆体の腸肝循環を介した老化制御機構の解明

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド (NAD) は、生体に必須の補酵素であるが、NADレベルの低下が老化や老化関連疾患の発症と密接に関連していることが報告されている。そのため、NAD前駆体によるNAD補充療法が抗老化の栄養学的介入法として注目を集めている。研究代表者らは、NAD前駆体の生体内代謝動態を詳細に解析したところ、NAD前駆体が胆汁を介して腸肝循環していること、さらには腸内細菌叢により代謝を受け、再び生体内でNAD合成に利用されることを見いだした。本研究では、NAD前駆体と腸内細菌叢、さらには腸肝循環との関わりに着目し、その分子機構や生理的意義、老化との関わりについて明らかにする。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2025/04/012029/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥46,280,000

キーワード

  • 老化
  • NAD
  • 腸肝循環
  • 腸内細菌