プロジェクトの詳細
研究概要
これらの結果から,真核生物型GFAT(酵母GFAT)に対する顕著な阻害効果には,構造上,グルコースあるいはカテキン骨格に結合したガロイル基の存在が重要であることが明らかとなった。酵母GFATに選択的な阻害効果を示した化合物は,大腸菌のGFAT活性に影響を及ばさないことから,GFATへの非特異的な阻害効果ではなく,活性調節部位に結合することによって酵素活性を阻害している可能性が強く示唆される。真核生物型GFATは一次構造や調節機構において生物種間で類似していることを考慮すると,このような化合物は,哺乳類のGFATに対しても同様な効果を示すものと推定され,糖尿病合併症の予防・改善薬として有用であると考えられる。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 2004/01/01 → 2005/12/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥2,700,000
キーワード
- 糖尿病合併症
- ヘキソサミン合成経路
- グルコサミン-6-リン酸合成酵素
- 加水分解性タンニン
- カテキン
- フルコサミン-6-リン酸合成酵素
- ヤマウルシ