プロジェクトの詳細
研究概要
また共焦点レーザー顕微鏡を用いてEBNA1蛋白質の細胞内局在性を検討した結果、潜伏感染時は核内に拡都して小さなドット状に分布したが、溶解感染の誘導によりreplication compartmentsに局在することがわかった。EBVのコードするBMRF1産物(DNAポリメラーゼ不随蛋白質)は複製の場に広く分布していたがEBNA1蛋白質はそれらの近傍に一部重なるように局在していた。これらの結果からEBNA1はEBVの溶解感染時にもウイルスゲノム複製の場に局在していることが予想され、EBNA1蛋白質は合成されたEBVゲノムDNAのoriP領域に結合することによってreplication compartmentsに繋ぎ止める働きを持つ可能性が示唆された。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 2004/01/01 → 2006/12/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥3,100,000
キーワード
- EBV
- EBNA1
- ChIP
- Replication compartments
- ミスマッチ修復