D-DTおよびMIFを標的とした新規メラノーマ治療法の開発

  • 吉久, 陽子 (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究成果の概要

メラノーマは色素細胞由来の悪性腫瘍で最も予後の悪い腫瘍のひとつである.我々はマクロファージ遊走阻止因子(MIF)の機能に関する研究の過程でMIFがメラノーマの増殖に関与することを見出した.一方で近年,MIFと類似性の高い立体構造を有するD-dopachrome tautomerase(D-DT)が同定されたが,生体内での詳細な生理活性や機能は明らかではない.本研究ではメラノーマの増殖におけるD-DTの関与について検討した.D-DTはメラノーマ細胞において恒常的に発現しており炎症性サイトカインやアポトーシス関連因子との関連性も明らかであることからメラノーマの増殖に関与している可能性が示唆された.
ステータス終了
有効開始/終了日2015/04/012017/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,030,000

キーワード

  • D-DT
  • メラノーマ
  • 炎症性サイトカイン
  • アポトーシス
  • MIF