プロジェクトの詳細
研究成果の概要
GIST(消化管間質腫瘍)の病態は腫瘍表面蛋白であるc-kitと非常に関連している。c-kitはすでに治療標的となっており、次世代がん治療として期待される腫瘍溶解ウイルス療法の基盤ウイルスとしても注目されているアデノウイルスの治療標的ともなりうる。そこで、効率よく標的アデノウイルスを開発可能な手法であるアデノウイルスライブラリーを用いてc-kit標的アデノウイルスの開発を試みた。ライブラリースクリーニングにて2種類の候補モチーフの同定に成功した。今後、候補アデノウイルスの解析・GIST細胞内シグナルの変化の解析を行い、GISTに対する新規ウイルス療法への応用が期待される。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 2014/08/29 → 2016/03/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥2,990,000
キーワード
- 遺伝子治療
- 消化管間質腫瘍
- 腫瘍溶解ウイルス療法
- 消化器内科
- がん