プロジェクトの詳細
研究概要
ケトンの合成法として、ピロールとホスゲンあるいはチオホスゲンとの反応が従来行われてきた。今回開発した方法では、まずピロールに臭素を導入し、次いでアニオン種をin situで発生させてカルバミン酸エステルとの反応を行い、高収率でジピリルケトンを得た。ジピリルケトンとトリフルオロメタンスルホン酸無水物との反応を各種溶媒中において行ったところ、何れの条件においても原料の消失は確認されたが、目的とするトリフラートの生成は認められず、タール状物質が得られた。酸による重合と考えられるため、適当な塩基により錯体の合成は達成できるものと考えられる。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 1998/01/01 → 1999/12/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥1,800,000
キーワード
- ジピリルメテン
- 有機ホウ素化合物
- 蛍光プローブ
- トリフラート
- 分極構造
- ドナー・アクセプター
- 励起状態
- ルイス錯体
- アミンコンプレックス