3次元マイクロデバイス上での自己集積的生体分子構築と集積化免疫チップへの応用

  • 鈴木, 正康 (研究代表者)
  • 浅野, 種正 (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究概要

本年度は段階的ホトリソグラフィーの現像工程による抗体の変性を防ぐために、最終的に配置したい抗体分子をそれぞれアフィニティーリガンドで標識し、あらかじめ対応するリガンドのみを段階的ホトリソグラフィー法で固定化し、その後、複数種のリガンド標識抗体を含む混合液を流すだけで、特定の微小領域に目的の抗体を固定化するという、「2段階抗体固定化法」について検討した。アフィニティーリガンドとして、アビジンとビオチン、プロティンAと抗体IgGのFc部位の2組を選び、抗体と基板との距離の影響、固定化抗体再生法、自己集積的抗体固定化法の3点について検討した。また集積化免疫センサチップへの応用を目指して、まずヒトIgA、ヒトIgM、ヒト血清アルブミンの同時測定が可能な集積型免疫センサを試作し、これら3成分の同時測定に成功したほか、ポリジメチルシロキサンを用いてマイクロ流路やマイクロカラムの試作を行った。
ステータス終了
有効開始/終了日2000/01/012000/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥1,900,000

キーワード

  • バイオターゲッティング
  • 抗体
  • バイオセンサ
  • 免疫センサ
  • マイクロデバイス
  • プロティンA
  • 集積化センサ
  • 表面プラズモン共鳴センサ