プロジェクトの詳細
研究開始時の研究の概要
本研究では鹿児島県内の諸方言を対象とし、各方言における音節の構造と機能を詳細に記述する。これまでの鹿児島方言研究においては、アクセント研究が特に大きな成果をあげており、日本語諸方言全体を対象とする通方言的研究や歴史的研究にとどまらず、近年は一般言語学への貢献も顕著である。これに対して本研究で扱う音節については、アクセント研究に密接にかかわる概念として度々言及されてはいるものの、音韻論における基本的かつ極めて重要な単位でありながら、それ自体を中心的に扱った研究はなされていない。そこで本研究では鹿児島県内の21地点で調査を実施し、鹿児島方言における音節の様相と方言間バリエーションを明らかにする。
ステータス | アクティブ |
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有効開始/終了日 | 2025/04/01 → 2030/03/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,810,000
キーワード
- 鹿児島方言
- 音節