高分子膜の不純物除去促進を目的とした多成分溶液の乾燥機構解析

  • YOSHIDA, Masamichi (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究概要

2.乾燥の選択性 初期組成によらず,常に高揮発成分(蒸気圧の高い成分)が選択的に除去される.境膜抵抗支配期間における高揮発成分の選択性は高分子を含まない溶液の蒸発の場合とほぼ一致する.一方内部抵抗支配期間のそれは蒸発の場合よりも低下しており,低揮発成分の残存量が少なくなる傾向にある.これは乾燥の場合液膜内部の溶質拡散による影響が無視できないためであり,乾燥の選択性を予測し不要成分の残存量制御等に応用する際は液膜内の物質移動機構を検討する必要がある.
ステータス終了
有効開始/終了日1995/01/011995/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥800,000

キーワード

  • 高分子膜
  • 乾燥
  • 不純物除去
  • 乾燥選択性