プロジェクトの詳細
研究開始時の研究の概要
がんの進展や転移形成に、腫瘍微小環境(TME)が重要な役割を担い、TMEを構成する主要な間質細胞としてがん関連線維芽細胞(CAF)がある。がん細胞から分泌される直径50-150 nmの情報伝達物質であるエキソソームは、正常線維芽細胞をCAFに変換させがんの増殖や転移に関与する。肉腫細胞から放出されるエキソソーム (SDE)によるCAFの機能解析により、転移を規定するSDEの同定とCAFの特性を解析し、接着能に注目したCAFを標的とする新規の転移治療の開発の基盤とすることである。SDEを介した転移予測やSDEまたはCAFの制御による肉腫治療が可能となり、新規治療法の臨床応用につながる。
ステータス | アクティブ |
---|---|
有効開始/終了日 | 2023/04/01 → 2027/03/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000
キーワード
- 転移
- 肉腫
- 線維芽細胞