プロジェクトの詳細
研究開始時の研究の概要
飛騨山脈を地震波が横切って伝播すると,地震波が非常に減衰することが知られている.それは震度が2段階下がるほどである.これは,飛騨山脈の火山におけるマグマたまりが影響しているとみられているが,これまでの研究においては減衰構造の空間分解能は十分に高くは求められていない.そこで,本研究においては,既存観測点の密度が低い山岳地域などで地震観測を行いデータを取得した上で,既存観測点のデータも併せて用いて飛騨山脈及びその周辺地域の3次元的な減衰構造を推定する.更にその構造を用いて,規模が大きな地震による地震動がこの減衰構造によりどのように影響を受けるか評価を行う.
ステータス | アクティブ |
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有効開始/終了日 | 2024/04/01 → 2027/03/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000
キーワード
- 地震波の減衰
- 飛騨山脈
- 火山地帯
- 震度分布