電子陽子質量比の時間的変化の検出実験に向けて-単一量子状態の分子生成実験-

プロジェクトの詳細

説明

電子陽子質量比の時間変化の検証のための精密測定の対象としてCaH+分子の遷移を提案している。CaH+については分光学的データが全く存在していないため,第一原理計算により遷移波長と遷移強度を求めた。レーザーアブレーションによりCa+イオンを生成し水素ガスと反応させ,363-395nmにおいて多数の吸収線を測定した。これらの多くは中性CaH分子の遷移に帰属されたものの,未帰属のバンドがあり今後の帰属が課題である。また,低温トラップ中でCaH+を生成するために中性分子のStarkガイドを開発し,ND3等の分子のガイドに成功するとともに,分子の速度分布の測定,ガイド分子量の増強を図った。
ステータス終了
有効開始/終了日2011/04/012014/03/31

フィンガープリント

このプロジェクトで扱った研究トピックを検索します。これらのラベルは、プロジェクトの研究費/助成金に基づいて生成されます。これらがまとまってユニークなフィンガープリントを構成します。