金属組織学・電気化学の融合による超高耐食アルミニウム合金の創製

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

金属の腐食を誘発する析出物や偏析などの腐食誘発サイトを減少させる「金属組織学的」アプローチと、腐食誘発サイトを完全に取り除く「電気化学的」アプローチのハイブリッド処理によって、超高耐食性Al合金を創製するための新たな表面改質法の開発に取り組む。腐食の発生は重大な事故の原因になる。特に、高強度Al合金では析出強化機構によって形成した析出物が局部腐食の起点となることが課題である。本研究では、①材料表層の再溶解と急冷による腐食誘発サイトの減少・縮小プロセスと②腐食誘発因子の完全除去プロセスのTwo-Step表面改質によって、優れた機械的性質と高耐食性を両立したAl合金の実現を目指す。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2024/04/012026/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000

キーワード

  • アルミニウム合金
  • 腐食
  • 電気化学