プロジェクトの詳細
研究開始時の研究の概要
複雑かつ精緻なシナプス回路を形成するメカニズムを理解するためには、単一ニューロンの遺伝子発現プロファイルとそのニューロンが形成するシナプスの機能を紐付ける研究が重要である。ところが、シナプス前ニューロンについては紐付け解析が技術的に困難であった。本研究では、申請者の開発した遅延穿孔パッチクランプ法を応用して高効率の紐付け解析を実現し、シナプスオーガナイザーPTPδのスプライス変異体をモデルとして、哺乳動物中枢神経系においてシナプス前ニューロンのmRNA発現プロファイルがシナプス機能に与える影響を世界に先駆けて明らかにする。本研究は発達障害・精神疾患の治療法の開発に道を拓くことも期待される。
ステータス | アクティブ |
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有効開始/終了日 | 2025/04/01 → 2028/03/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000
キーワード
- シナプス
- シナプスオーガナイザー
- mRNA
- 中枢神経系
- ニューロン