超軽量化機器開発のための展伸マグネシウム合金の疲労機構解明と疲労信頼性の確立

  • 塩澤, 和章 (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究概要

押出しによって顕著な集合組織・異方性を示すマグネシウム合金展伸材の低サイクル疲労および高サイクル疲労強度特性評価と疲労破壊機構について検討を行なった.圧縮負荷時に生じる双晶変形に影響により,ヒステリシスループの形状は非対称となり,弾性および塑性ひずみエネルギーの両者を加味した全ひずみエネルギーにより低サイクル疲労寿命推定が可能となった.また超高サイクル疲労試験結果から,二段折れ曲がりS-N曲線が認められた.この出現は応力比および荷重負荷様式に依存し,双晶および結晶のすべりに起因する疲労損傷機構の違いによるものである.さらに,疲労強度に及ぼす切欠きの影響並びに微粒子ショットピーニング処理による疲労強度改善効果を明らかにした.
ステータス終了
有効開始/終了日2010/01/012012/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,420,000

キーワード

  • 高サイクル疲労
  • 低サイクル疲労
  • マグネシウム合金
  • 異方性
  • 集合組織
  • 応力比
  • ショットピーニング
  • 切欠き効果
  • 疲労
  • 展伸マグネシウム合金
  • 切欠き
  • 切欠き係数
  • 変形異方性
  • 双晶
  • 超高サイクル疲労