親密な関係における暴力の発生・維持過程:暴力の深刻度を考慮した包括的検討

  • Takezawa, Midori (研究代表者)
  • 宮前, 淳子 (研究分担者)
  • 寺島, 瞳 (研究分担者)
  • 松井, めぐみ (研究分担者)
  • 宇井, 美代子 (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究成果の概要

本研究は,親密な関係における暴力(Intimate Partner Violence: IPV)の維持・深刻化過程を明らかにすることが目的であった。研究1では,身体的暴力,心理的暴力,性的暴力の3つの尺度から成る,様々な深刻度のIPV行為の被害経験を包括的に測定しうる尺度を作成した。研究2では,維持・深刻化過程を明らかにするために縦断調査を実施した。その結果,交際関係が継続している場合は行われていたIPV行為が維持されやすいこと,心理的暴力の中でも特に人権を侵害するような言動や,相手の言動を監視するような行為は他のIPV行為を引き起こしやすいことが明らかとなった。
ステータス終了
有効開始/終了日2015/04/012018/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,420,000

キーワード

  • 親密な関係における暴力
  • IPV
  • 発生・維持過程
  • 深刻化過程
  • 発生維持過程