プロジェクトの詳細
研究開始時の研究の概要
我々はこれまでの研究においてプロフィラグリンのN末端領域(proFLG-N)の機能解析の過程で分化誘導された表皮角化細胞の核内でproFLG-Nと結合しうる15種類の蛋白質を見出した.これらの蛋白質にはRNAのprocessingや細胞周期に関与するもの,転写因子,癌との関連が示唆されるものなどが含まれていたが,角化との関連が報告されているものはごく一部であった.本研究ではこれら15種類の蛋白質の表皮における機能を網羅的に解析し,表皮の細胞死/DNA分解の分子機構を解明する.さらにこれらの蛋白質を標的とした皮膚有棘細胞癌の新規治療の開発を目指し,その分子基盤の構築も試みる.
ステータス | アクティブ |
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有効開始/終了日 | 2025/04/01 → 2028/03/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000
キーワード
- 表皮角化細胞
- フィラグリン
- 細胞死
- DNA分解
- 皮膚有棘細胞癌