血管構築の制御を介して高悪性度膠芽腫の予後を改善する

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

膠芽腫は最も頻度の高い原発性悪性脳腫瘍で、有効な治療法が確立されていない。膠芽腫の代表的な組織学的特徴として微小血管の増殖がある。これらは狭窄、蛇行を示し、不規則な壁細胞の増加を伴う。このことから抗血管療法が試みられたが、効果は限定的であった。申請者は特に血管壁の細胞が多く発現するplatelet derived growth factor receptor (PDGFR) が血管壁を含む血管構築の制御に関与することを見出した。本課題では、PDGFシグナルによる膠芽腫の血管構築の分子メカニズムを明らかにする。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2024/04/012029/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000

キーワード

  • 脳腫瘍
  • 膠芽腫
  • 神経
  • 遺伝子改変マウス
  • PDGFR