自己分極ドナーを用いた新規π電子系分子導体の開拓とその物性

プロジェクトの詳細

説明

新規分子性電気伝導体の構成要素として、電子供与性を持つドナー分子であるテトラチアフルバレン(TTF)誘導体に、電子分極の大きい四角酸を結合したいくつかの分子を合成した。これらの分子ではTTF部位から四角酸部位に電荷が移動するため、溶媒により色が変化し、固体状態で電気伝導性を示す。またこの分子と磁性イオンとからなる結晶では、磁性イオン上のスピン間にドナー分子のもつπ電子を介した相互作用が認められた。
ステータス終了
有効開始/終了日2007/04/012011/03/31

フィンガープリント

このプロジェクトで扱った研究トピックを検索します。これらのラベルは、プロジェクトの研究費/助成金に基づいて生成されます。これらがまとまってユニークなフィンガープリントを構成します。