腎除神経による心不全の自律神経概日リズム異常への介入に関する研究

  • 平井, 忠和 (研究代表者)
  • 井上, 博 (研究分担者)
  • Joho, Shuji (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究成果の概要

心不全では交感神経機能が賦活し、心不全の発症・進展に重要な役割を果たしている。最近、腎除神経により全身の交感神経の賦活を抑制できることがわかってきた。本研究では慢性心不全の自律神経機能の日内リズムを評価し、腎除神経により心不全ラットの自律神経機能の異常が是正できるかどうか検討した。腎除神経を施行したラットに心筋梗塞による心不全モデルを作成し、腹部大動脈に挿入した血圧テレメーターの動脈圧波形をスペクトル解析することにより、自由行動下での自律神経機能の日内リズムを評価した。腎除神経により早朝覚醒時の一過性の交感神経機能の賦活および中枢性二酸化炭素化学反射感受性の亢進が是正されることがわかった。
ステータス終了
有効開始/終了日2014/04/012017/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,420,000

キーワード

  • 心不全
  • 自律神経機能
  • 腎除神経
  • 腎交感神経
  • 化学反射感受性