脊髄損傷の運動機能障害に対するデノソミンの薬理作用と神経回路網の構築機序の解析

  • Teshigawara, Kiyoshi (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究概要

新規化合物 1-deoxy-nor-sominone (Denosomin)の脊髄損傷マウスへの投与が、損傷脊髄領域における神経軸索の再伸展を促進させ、マウスの後肢運動機能障害を回復させることを明らかとした。Denosomin は、損傷脊髄領域におけるアストロサイトの細胞増殖、細胞死保護、さらに細胞骨格タンパクであるビメンチンの細胞外分泌を促進させていた。Denosomin 投与による神経軸策の伸長作用は、アストロサイトから分泌されるビメンチンを介した作用だと考えられる。
ステータス終了
有効開始/終了日2010/01/012012/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥3,900,000

キーワード

  • 脊髄損傷
  • アストロサイト
  • 神経細胞
  • グリア瘢痕
  • デノソミン
  • 軸策
  • 樹状突起
  • 神経
  • 突起伸展
  • 軸索