1)multidetector CTを用いて全脊椎における後縦靭帯骨化(OPLL)の実態を調査すること、および2)脊椎後縦靭帯骨化(OPLL)における全身の骨化巣の広がりとそれに関連する全身因子、特にミード酸を含む脂肪酸値を検討すること、3)軟骨細胞におけるミード酸の役割を検討することを目的とし、研究を行った。その結果、胸椎および腰椎OPLLは、頚椎OPLLの連続型、混合型に合併する頻度が高く、広範な骨化巣を有する者は女性に多く、OPLL患者における骨化巣の広がりとの検討を行ったが、有意のある値は出なかった。また、ミード酸の骨・軟骨代謝における役割を検討中である