脂肪組織マクロファージとインスリン感受性の関与についての研究

  • 藤坂, 志帆 (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究概要

肥満脂肪組織には炎症性のM1マクロファージが著明に増加し、抗炎症性のM2マクロファージの比率が低下することでインスリン感受性が低下し、代謝疾患の発症を促進する。本研究によって我々は、PPARγ活性化作用を有するアンギオテンシンII受容体拮抗薬、テルミサルタンがマウス脂肪組織のM1/M2マクロファージの極性を変えることによりインスリン感受性を改善することを報告した(Endocrinology 152 : 1789-1799, 2011)。また肥満脂肪組織の低酸素状態がM1マクロファージの誘導に重要であることを見出した。
ステータス終了
有効開始/終了日2010/01/012011/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,160,000

キーワード

  • 肥満
  • 脂肪組織
  • インスリン抵抗性
  • マクロファージ