胃癌休眠細胞を再活性化するアクアポリンの分子機構の解明

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

細胞の水チャンネルであるアクアポリン(AQP)は癌細胞の迅速な周囲組織への浸潤性増殖に加え、腫瘍血管新生の亢進にも関与し、癌の転移形成に重要な役割を担っている。本研究では①胃癌細胞がアポトーシスを回避し、血管内に残った癌幹細胞が播種先の臓器において休止状態で生存する一連の機構に関するAQPの役割を組織マイクロアレイ解析および遺伝子解析にて明らかにする。②初代培養した再発胃癌細胞および再発癌組織を用いて休眠の維持・破綻を誘導するmicroRNAを同定する。AQPを標的とした胃癌の転移・再発や治療抵抗性の機序を解明し、新規治療開発を目指す。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2025/04/012028/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000

キーワード

  • アクアポリン
  • 胃癌休眠細胞