肝炎ウイルスに対するモノクローナル抗体が認識するエピトープと中和能の検討

  • 田尻, 和人 (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究概要

細胞マイクロアレイシステムで得られた抗HBVモノクローナル抗体を用いて検討した。エピトープ解析では、HBV表面蛋白の細胞外ループ部が強い抗原性を持ち、HBV中和能に関連することを示した。抗体の組み合わせにより様々なgenotype、エスケープミュータントとして知られるG145Rに対してもHBV中和効果を示した。これらの知見は、今後ユニバーサルワクチネーションが検討されており、現行のワクチンで様々なgenotype、ミュータントを含めたHBV中和が可能であることを示す。また、モノクローナル抗体もしくはその組み合わせによる抗体療法の可能性も示唆する。
ステータス終了
有効開始/終了日2009/01/012010/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,290,000

キーワード

  • B型肝炎ウイルス
  • 中和抗体
  • Small-HBsAg
  • 抗体療法
  • 細胞マイクロアレイシステム