老化における認知機能低下「もの忘れ」を予防する環境療法の細胞・分子メカニズム

  • Miyamoto, Yoshiaki (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究概要

老齢マウスにおける海馬依存型認知機能の低下は、富裕環境訓練により改善された。その海馬では、塩基性線維芽細胞増殖因子をふくむ二十数種類のタンパク質が有意に発現変化していた。塩基性線維芽細胞増殖因子を老齢マウス海馬内に持続注入すると、認知機能の低下が抑制された。これらの結果は、富裕環境訓練よる海馬での繊維芽細胞成長因子シグナルの活性化が、正常老化における学習記憶の減退を予防することを示唆した。
ステータス終了
有効開始/終了日2009/01/012011/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥2,860,000

キーワード

  • 神経科学
  • 老化
  • 学習記憶
  • 環境訓練