羊膜の生物学的特性の解析及び再生医療への応用

  • 二階堂敏雄. (研究代表者)
  • 吉田, 淑子 (研究分担者)
  • 岡部, 素典 (研究分担者)
  • 相古, 千加 (研究分担者)
  • 齋藤滋 (連携研究者)
  • 北川 清隆 (連携研究者)

プロジェクトの詳細

研究概要

4)乾燥羊膜(加工羊膜)の、i)乾燥羊膜の上皮面は組織との癒着抑制に働き、間質面は組織付着性がよく、また上皮面であってもスカフォールドとして働き、眼結膜の病変切除部に移植した乾燥羊膜上に結膜細胞が増殖被覆することが明らかになった。ii)生羊膜に比べ扱い易く、皺が発生しにくい、適した大きさ・形状に容易にカットでき、手術時間の短縮、治療が困難なより大きな組織欠損部に対応可能となるなどの利点が示された。iii)ヘルペス性角膜炎を治療するために疎水性の抗ウイルス剤を可溶化するためのポリマーを開発した。可溶化した抗ウイルス剤を乾燥羊膜に含浸させ、軟膏剤との治療効果を家兎で比較すると同程度の効果が見られた。
ステータス終了
有効開始/終了日2008/01/012010/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥19,500,000

キーワード

  • 産科学
  • 再生
  • 羊膜
  • 上皮細胞
  • 間葉系細胞