統合失調症患者での死後脳における脂肪酸異常のケース・コントロール研究

  • 濱崎, 景 (研究代表者)
  • Yoshikawa, Takeo (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究成果の概要

死後脳の前頭葉(特に眼窩前頭皮質)では、ドコサヘキサエン酸(DHA)が低いことが知られている。本研究では統合失調症(n=95)および対照(n=93)の死後脳前頭葉(ブロードマン8)における、脂肪酸および脂肪酸結合蛋白(fatty acid-binding protein: FABP)の発現を測定した。DHA では変化は認められなかった。アラキドン酸で低下が認められたが、ロジスティック回帰分析の結果から統合失調症の有無とには関連性は認められなかった。またFABP3, 5, 7では、統合失調症でFABP 3のみ有意な低下が認められた。
ステータス終了
有効開始/終了日2013/04/012016/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥5,070,000

キーワード

  • 統合失調症
  • 多価不飽和脂肪酸
  • 脂肪酸結合蛋白
  • 死後脳
  • ケース・コントロール研究