プロジェクトの詳細
研究概要
これまで「勘」で表現される事が多かった野鍛冶の鍛冶技術は、理想の鉈を目標にし、製作行為の反復とその成果の蓄積から、それらの関係を相対的に把握すると共にその法則を理解し、独自の目安を手掛かりとして経験則的に修得されていた。また、泊鉈の湾曲した刀身と長い刃渡りを活用し、鉈をスライドさせて切断しようとする使用者のイメージは、切断作業時の身体の使い方、つまり身体技法のイメージを表現している事が、高速度カメラによる働態観察によって判明した。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 2008/01/01 → 2010/12/31 |
キーワード
- 野鍛冶
- 鍛冶技術
- 焼戻し
- 止め焼き
- 経験
- 勘
- 働態観察
- 身体技法
- 止め焼き法
- 硬度
- 形態と機能
- 泊鉈
- 作業場の環境
- 熱処理(焼戻し)
- 製作工程
- 経験則的鍛冶技術
- 年季奉公
- 鉈の製作工程
- 鉈の形体と機能