プロジェクトの詳細
研究開始時の研究の概要
終末糖化産物の蓄積は精神症の病態の一部として注目される。終末糖化産物の体内蓄積レベルは経皮蛍光検出により指先から簡便・非侵襲的に評価可能だが、本技術を用いた精神症研究は極めて少ない。これまで本応募者らは、早期精神症を対象に、磁気共鳴画像で評価した脳形態変化や脳波検査による事象関連電位の異常を見出してきた。本研究では、早期精神症を対象に経皮的終末糖化産物測定を行い、臨床特徴および脳形態や事象関連電位との関連を検討する。さらに終末糖化産物値を含む生物学的所見の組み合わせによる早期精神症の予後予測を試みる。本研究は簡便・非侵襲的かつ客観的指標に基づく精神症早期介入に繋がることが期待できる。
ステータス | アクティブ |
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有効開始/終了日 | 2024/04/01 → 2029/03/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000
キーワード
- 終末糖化産物
- 統合失調症
- 精神症発症危険状態
- 磁気共鳴画像
- 事象関連電位