空間捕捉された超伝導微粒子の物性研究の展開

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

超伝導微粒子を磁場中に空間捕捉し,その物性を明らかにする。バルクの試料をレーザーアブレーションすることにより,ほぼ真球の微粒子を生成することができる。超伝導状態にある単一の微粒子は,完全反磁性により不均一磁場中で孤立させて空間捕捉することができる。温度や微粒子のサイズを実験パラメターとして,微粒子の捕捉・脱離や光・電磁波との相互作用を調べ微粒子の超伝導転移温度, 超伝導ギャップ, 磁場侵入長,結晶構造などの超伝導物性を明らかにする。このように単独の微粒子を生成,空間捕捉し,ミリ波領域からX線領域の光との相互作用を利用して物性を検出・測定する手法を開発・確立し,超伝導転移機構を解明する。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2023/04/012026/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000

キーワード

  • 超伝導
  • 微粒子
  • 空間捕捉
  • 超伝導転位温度
  • レーザーアブレーション
  • 磁気トラップ
  • ミリ波
  • X線構造解析