プロジェクトの詳細
研究開始時の研究の概要
CAR-T細胞は造血器腫瘍に対して目覚ましい成果を上げているが、小児がんを含む稀少がんに対する製剤開発は、対象者が少なく商業化にはリスクが大きいため着手されにくい。NK細胞は増殖力が低く培養が困難で大量調整が困難であるものの、健常者NK細胞の患者への輸注は安全に実施できることが利点である。本研究では、幼若性を保つ新規NK培養法をベースにして、CAR遺伝子やシグナル伝達増強を目的にした遺伝子改変法を新規開発する。幼若性を保ち従来法よりも機能的に優れているNK細胞をベースに、がん細胞制御に有用な遺伝子改変を施し、多種類の難治性小児がんに対して強力な細胞応答を発揮する同種CAR-NK細胞を開発する。
ステータス | アクティブ |
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有効開始/終了日 | 2025/04/01 → 2028/03/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥18,720,000
キーワード
- キメラ抗原受容体
- NK細胞
- CAR-T細胞
- NK細胞受容体
- 小児がん