炎症から見た早産、妊娠高血圧症候群の新たな治療戦略

  • 塩崎, 有宏 (研究代表者)
  • SAITHO, Shigeru (研究分担者)
  • 酒井正利 (研究代表者)
  • 佐々木, 泰和 (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究概要

妊娠高血圧腎症(PE)70例において免疫の指標となるTh1/Th2比をフローサイトメトリーで求めた。正常妊娠59例でも同様にTh1/Th2比を求め、正常妊娠の75%タイル値以上をTh1優位、25~75%タイルをTh1/Th2比正常、25%タイル以下をTh2優位と規定した。その結果3群間で臨床症状を比較したところ、重症型の蛋白尿はTh2優位型PEで75%とTh1優位型PEの32.6%に比し有意に高率であり、重度の蛋白尿を呈する症例ではTh2優位型PEが多いことを初めて明らかにした。
ステータス終了
有効開始/終了日2006/01/012008/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,100,000

キーワード

  • 妊娠高血圧症候群
  • 妊娠高血圧腎症
  • 早産
  • 炎症
  • 免疫
  • 頸管中IL-8
  • 頸管中顆粒球スメア
  • 絨毛膜羊膜炎
  • サイトカイン
  • 細菌性膣症
  • 子宮頸管長
  • 子宮頸管炎
  • 子宮頚管長