漢方薬による褥瘡治療の作用機序の解明

  • 引網, 宏彰 (研究代表者)
  • 柴原, 直利 (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究概要

褥瘡モデルラットを用いて、漢方方剤・帰耆建中湯の褥瘡に対する効果を検討した結果、帰耆建中湯は炎症性サイトカインの産生を抑制し、線維芽細胞が筋線維芽細胞に形質転換することを促進し、皮膚潰瘍の経過の終盤には細胞外マトリックスの再構築を促進させる作用を有する可能性が考えられた。帰耆建中湯は褥瘡治療において、貴重な経口治療薬になりうることが示唆された。
ステータス終了
有効開始/終了日2009/01/012011/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000

キーワード

  • 東洋医学
  • 褥瘡
  • 漢方薬
  • 老化