染色体構造異常を利用した疾患関連遺伝子群の解析法の開発

  • 磯部, 正治 (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究概要

3)ATLの発症にはHTLV-1の感染だけでは不十分で、細胞内遺伝子の発現変化が必須である。成人T細胞白血病(ATL)では、ヒト14番染色体、2番染色体、ならびに17番染色体の各長腕に染色体異常の集積領域が存在する。われわれは、14番染色体の染色体異常好発領域近傍からATLの発症に深く関わる遺伝子を同定しATL1と命名した。この遺伝子をHela細胞で強制発現させると腫瘍抑制効果が認められた。したがって、この遺伝子の発現減少がATLの発症と深く結びついている可能性が強く示唆された。
ステータス終了
有効開始/終了日2000/01/012004/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥43,800,000

キーワード

  • 染色体異常
  • 成人T細胞白血病
  • HTLV-1
  • 染色体転座
  • PCR
  • BAC
  • SNP
  • 14番染色体
  • ATL1
  • chromosome abnormality
  • adult T-cell leukemia
  • chromosome translocation