末梢性BDNF遺伝子発現を利用した神経伝達物質受容体活性評価およびうつ病治療戦略

  • 福地, 守 (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究成果の概要

脳由来神経栄養因子BDNFは、記憶学習などの高次脳機能発現に必須の因子であり、その発現は脳で高く認められる。研究代表者は、ホタルの発光酵素ルシフェラーゼを利用してBDNF発現変化を可視化可能なトランスジェニックマウス「BDNF-Lucマウス」を用いて、BDNFが皮膚(ケラチノサイト)や脂肪組織などの末梢組織にも発現していることを明らかにした。特に脂肪組織におけるBDNF発現は、高脂肪食給餌によって顕著に増加した。このBDNF発現増加は、体重変化とよく相関していたことから、BDNFは、肥満の病態形成に関わる可能性が考えられた。
ステータス終了
有効開始/終了日2016/04/012018/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥3,510,000

キーワード

  • BDNF
  • 生体イメージング
  • 発光
  • 脂肪組織
  • ケラチノサイト
  • BDNF
  • ルシフェラーゼ
  • 発光イメージング
  • 高脂肪食