有価元素の高効率回収のための異種配位基が協働する新規キレート樹脂の開発

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

水中有価元素の抽出・回収などに用いられるキレート樹脂の捕捉能力,溶出能力を向上させるための研究を行う。研究代表者は,2種の配位基を固定化したキレート樹脂が,それぞれの基が協働した能力を発現し,優れた捕捉能力をもつことを見出している。また,低分子配位子固定化樹脂と高分子配位子固定化樹脂における元素捕捉迅速性が,流れ式,回分式の各操作での評価で真逆の結果を与えることも見出している。本研究では,汎用されているイミノ二酢酸基と,有価元素の捕捉に有効なイミノ二メチルホスホン酸基とを比率を変えて固定化した樹脂を調製し,2種の配位基が協働した能力を発現するか明らかにする。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2023/04/012026/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000

キーワード

  • キレート樹脂
  • イミノ二酢酸
  • イミノ二メチルホスホン酸
  • 有価元素
  • 捕捉挙動
  • 固相抽出分離