更年期代謝障害とうつに対するエストロゲンの中枢作用に立脚した新規補充療法の開発

  • Yonezawa, Rika (研究代表者)
  • Saito, Shigeru (研究協力者)
  • 和田, 努 (研究協力者)

プロジェクトの詳細

研究成果の概要

エストロゲン(E2)低下に伴って女性に増加するうつ・不安は肥満・糖尿病とも関連し、E2末梢投与による治療効果が知られているが、合併症として癌や心血管疾患などが懸念される。そこで合併症を回避した中枢選択的なE2投与による糖脂質代謝、うつ・不安の改善効果を解明し、中枢選択的ホルモン補充療法の開発を目的に研究を立案し以下の結果を得た。①E2中枢投与(E2-ICV)は閉経肥満マウス(OVX-HF)で認める肥満・耐糖能障害を改善した。②E2-ICVは尾懸垂試験においてOVX-HFで認められるうつ状態を改善した。③E2-ICVはオープンフィールド試験においてOVX-HFで認められる不安状態を改善した。
ステータス終了
有効開始/終了日2013/04/012015/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,160,000

キーワード

  • エストラジオール
  • 中枢作用
  • 閉経
  • うつ
  • 不安
  • ホルモン補充療法