昆虫―細菌共生系が産生する「虫こぶ誘導因子」の実体解明

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

昆虫による虫こぶ形成は、生物学の様々な分野で注目される現象であるが、その機構は未解明である。我々は、寄生植物アメリカネナシカズラにさらに寄生するマダラケシツブゾウムシの飼育実験系を確立し、虫こぶ形成の研究を進めている。また、このゾウムシ体内には共生細菌Sodalisが生息することも明らかになっている。本課題では、この“超入れ子型共生系”を対象に、虫こぶ誘導を引き起こす原因物質の同定を目指す。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2025/04/012027/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥11,180,000

キーワード

  • 虫こぶ
  • 共生細菌
  • マダラケシツブゾウムシ
  • エフェクタータンパク質
  • 多階層生物間相互作用