プロジェクトの詳細
研究概要
3.典型的な外交配型の多回繁殖性多年草のカタクリ,コシノコバイモからは不一致数(D.I.=a+b-2C;A個体に固有なバンド-a;B個体に固有なバンド-b;両者に共通なバンド-C)の分布が個体群全体としても、また各階級ごとにみても正規分布を示し、ランダムな遺伝的組合せとランダムな個体の死亡が起っていることを示唆するデータが得られた。ウバユリも上記2種に類似した個体群構造を示したが、栄養繁殖の影響が若干認められた。ほぼ90%以上栄養繁殖に個体の補充が依存するチゴユリでは、D.I.値0の同一遺伝子型を示す個体の割合が非常に高く、地域性のある極めてユニークな遺伝的構造をもつことが判明した。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 1984/01/01 → 1986/12/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥6,100,000
キーワード
- カタクリ
- コシノコバイモ
- ウバユリ
- チゴユリ
- ホウチャクソウ
- パーオキシターゼ
- アイソザイム
- 個体群統計遺伝学
- Lefkovitchマトリックス
- Erythronium japonicum Decne
- Fritillaria koidzumiana Ohwi
- Cardiocrinum cordatum var. glehni (Fr. Schm.) Hara
- Disporum smilacinum A. Gray
- Disporum sessile D. Don
- Peroxydase
- Isozyme