日本民間薬の現地調査と民族薬物データベースの充実

  • 伏見, 裕利 (研究代表者)
  • 小松, かつ子 (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究概要

3年間にわたり、富山、石川、福井の北陸3県における民間薬の使用状況について調査し、使用されている民間薬85点を蒐集した。その中ではドクダミが最も多く、また複数の民間薬を配合した薬草茶も認められた。ドクダミについては、蛍光X線分析を用いて12元素のマッピングを行った結果、カリウムが豊富に含まれることを明らかにした。複数の民間薬について『経史証類大観本草』の記載内容を日本語に翻訳した。その結果、足の悪い人はドクダミを使用しない方が良いことが記載されていた。また富山の民間薬として有名な熊胆について現地調査を行った結果、冬眠明けの熊胆が最も品質が良く、夏ばてをした時等に使用されていた。
ステータス終了
有効開始/終了日2011/01/012013/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥3,640,000

キーワード

  • 民間薬
  • 現地調査
  • データベース
  • ドクダミ
  • 熊胆
  • 伝統医学
  • 北陸地区
  • 薬用植物
  • 無機元素