プロジェクトの詳細
研究概要
KAIKO計画ならびにKAIKO-NANKAI計画で収集された画像データにもとづいて南海トラフ東部の地震テクトニクスを考察した結果,海溝軸を挟んで南海トラフと銭洲海嶺とでは活断層の方向性と変位センスが異なり,西北西-東南東方向の圧縮応力場とほぼ南北方向の圧縮応力場が接している可能性が指摘される。これは,フイリピン海プレートの絶対運動における進行方向が北進していることと合わせて,西南日本弧を含むアムールプレートの絶対運動(東進)のために,両者の相対運動が西北西-東南東方向を示すという説を指示する観察事実といえる。一方,プレート境界として成熟していない日本海東縁では,力学的境界域を挟んでこのような応力場の違いは見いだされていない。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 1994/01/01 → 1995/12/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥2,200,000
キーワード
- プレート境界
- 活断層
- 潜水調査船
- 地震地質学
- テクトニクス
- 海溝
- 津波
- 日本列島
- バクテリアマット
- Plate boundary
- Active fault
- Research Submersible
- Seismogeology
- Tectonics
- Trench
- Tsunami
- Japanese Island arcs