新規カリウムポンプの機能異常に着眼した肺高血圧の病態生理基盤の創出

  • 藤井, 拓人 (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

本研究では、肺動脈性肺高血圧症(PAH)患者で遺伝子変異が報告され、我々がカリウム(K+)ポンプとして機能することを見出した「PAH-ATPase(投稿前のため仮称)」に着目する。PAH-ATPaseのK+輸送機構や機能制御機構、肺動脈血管平滑筋におけるPAH-ATPaseの生理機能、PAH-ATPaseのK+輸送機能の異常が引き起こすPAH発症機構について細胞レベルから個体レベルまで多階層的に研究を行う。また、PAH-ATPaseを標的とした新規PAH治療法の開発を目指した研究として、PAH-ATPaseの発現やK+輸送機能を改善(増強)することで、PAH病態を改善する化合物の同定を行う。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2023/04/012026/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000

キーワード

  • カリウムポンプ
  • 肺動脈性肺高血圧症
  • P型ATPase
  • Ca2+シグナリング
  • 肺動脈血管平滑筋