新たな早発卵巣不全動物モデルを用いた初期卵胞制御機構の解明

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

ヒトの早発卵巣不全(POI)は40歳までに卵胞が枯渇して閉経する疾患であり、その原因として初期卵胞の発達や細胞死が関わる可能性が指摘されているが、哺乳類では初期卵胞の動態の解析が難しく、発症メカニズムはほとんど明らかになっていない。申請者は、初期卵胞に発現する生理活性ペプチドであるPACAP1のKOゼブラフィッシュが、POIと類似した表現型を示すことを発見した。本課題では初期卵胞の発達の解析が容易であるゼブラフィッシュを用い、PACAPおよびPACAP受容体が初期卵胞の発達・増殖・細胞死・老化に影響するかを、上記PACAP1 KOや卵巣器官培養系により明らかにする。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2025/04/012028/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥6,110,000

キーワード

  • PACAP
  • ゼブラフィッシュ
  • 卵巣発達