プロジェクトの詳細
研究概要
体重620Nの健常男性を被験者に行った抱き上げ実験の結果,腋部や背当て部で局所的に圧力分布測定機の定格3N/cm^2を超す接触圧が検出されたが,聞き取りの結果,強い痛みは感じないことが分かった.抱き起こし操作に要する力は,ハンドル部で最大65N,ペダル部で最大315Nである.抱き起こした後は,車椅子などに方向を変えて抱き下ろし,移乗ができることを確認した.器具を用いない対面型の移乗介助に比べ,介護者の足腰の負担を450N軽減し,姿勢などから推定した腰関節モーメントを100Nm軽減することが分かった.
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 2010/01/01 → 2010/12/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥510,000
キーワード
- 介護
- 移乗
- 立位移乗