プロジェクトの詳細
研究概要
4.乗鞍火山帯周辺の火山岩の年代値をテフラ層序と絶対年代測定値から求め、火山活動の消長を検討した。全体的に約50万〜30万年付近と、約10万年前後から3万年付近に活発な活動期がある。乗鞍火山帯は奥飛騨火砕流堆積物の噴出のあと活動を始め、2つの活動期があった。古期の活動は約50万年前〜30万年前、新期の活動は約10万年前に始まり、御嶽、立山火山では約3万年前まで、乗鞍、焼岳火山では完新世まで続いた。新期の初期には火山毎にもっとも珪長質な噴出物が噴出された。約30万年前から約10万年前頃の噴出物は稀で火山帯全体の静穏期だったらしい。御嶽、立山では最近3万年間は水蒸気爆発のみを行なっている。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 1987/01/01 → 1988/12/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥1,300,000
キーワード
- 火山活動
- 火山活動史
- 乗鞍火山帯
- テフロクロノロジー
- 広域テフラ層
- 御嶽火山
- 新期御嶽テフラ層
- 立山火山
- 大町テフラ層
- 高野層
- Volcanology
- Norikura volcanic zone
- Tephrochronology
- widespread tephra layer
- Ontake volcano
- Younger Ontake Tephra Group
- Tateyama volcano