帝政ロシアの移住・入植事業と移住農民ー19世紀後半から20世紀初頭

プロジェクトの詳細

説明

帝政ロシアにおいて、ヨーロッパロシアからウラルを越えたアジアロシアへの農民移住は国家的事業として推進されており、政府は様々な特典を与えて移住を支援していた。他方で移住農民は、必ずしも常に国家の政策に従って行動するわけではない。とりわけ、農耕者である移住者にとって入植先の選択は極めて重要な問題であり、支援を受けて入植困難地域の区画を分与されるよりはむしろ、支援を受けずに好きな場所へ移住することを選ぶ者も多く見られた。移住者は「主体性」をもって自らの行動を決めていたのである。
ステータス終了
有効開始/終了日2011/04/012014/03/31

フィンガープリント

このプロジェクトで扱った研究トピックを検索します。これらのラベルは、プロジェクトの研究費/助成金に基づいて生成されます。これらがまとまってユニークなフィンガープリントを構成します。