小売企業のディマンドチェーン構築と社会的責任に関する研究

  • Toba, Tatsuro (研究代表者)
  • 佐々木, 保幸 (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

近年における小売企業の成長発展は,商品の企画,製造,物流,そして販売までの垂直的に統合するディマンドチェーンの構築によって推進されている。しかし,その国際的な商品調達の過程で発展途上国の取引工場,その下請工場,そして綿花などの原料を栽培する農場で強制労働や児童労働などの問題が露呈し,小売企業の社会的な評価に多大な影響を及ぼしている。本研究は,商品企画や生産過程から店頭販売までを統合する製造小売業やプライベートブランドの開発に力を入れる小売企業の事例研究を通じて,小売企業の成長発展と社会的責任を追求する商品調達行動の融合可能性について,「共通価値の創造(CSV)」という視点から検討する。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2023/04/012026/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,810,000

キーワード

  • 小売企業
  • 水平的拡大
  • 垂直的統合
  • ディマンドチェーン
  • 企業の社会的責任(CSR)
  • 共通価値の創造(CSV)
  • 倫理的調達
  • 倫理的消費
  • 商品調達